横浜市石川町のひらがな商店街、アートスペース『と』ワークショップ。「ひらがな商店街と旅しよう」


ワークショップ『ひらがな商店街を旅しよう』で制作された作品の展示を行います。
このワークショップはひらがな商店街をテーマに「本づくり」「地図づくり」「映像づくり」の3つのコースから成り、2012年10月から全5回(映像コースは6回)行われました。
年齢も職業も住んでいる場所も様々な参加者達は、商店街に入り込み、思い思いの解釈で作品を作り上げました。
1つの街を舞台にしながらも、個性に満ちた14のアプローチを楽しんで頂けると幸いです。
本づくり:
阿部太一 / 池添真也 / 大谷薫子 / 鈴木光 / 森田和彦
地図づくり:
友川綾子 / 松田雄行 / 山田絵美 / 成田希
映像づくり:
大野名緒 / 奥田健伸 / 田中純菜 / 千川隆成 / 鳴神志織

ゲストは、今年の春に「住み開き 家から始めるコミュニティ」(筑摩書房)を出版したアサダワタルさん。「住み開き」とは、自宅のような場所を、自分の趣味などをきっかけに少しだけ開くことで、多様な人が集まるコミュニティを生み出す活動のこと。すでに各地で実践されている「住み開き」は、新しいライフスタイルのあり方や、人と人との新しい繋がり方を提案しています。 今回のトークでは、具体的な「住み開き」の事例を紹介していただきながら、「日常編集家」の肩書きも持つアサダさんに、「街の遊び方」=編集の方法をお聞きします。
アサダワタル | http://yrecord.exblog.jp/
1979年生まれ。音楽演奏、文化プロジェクトの構想・演出、文筆、講演など、幅広いアウトプットで活動するクリエイター。2002年よりミュージシャンとしてそのキャリアをはじめ、03年以降は「音」の表現活動を「場/事」まで拡張し、住居や空き店舗などを活用したスペース、および地域コミュニティの演出にも関わる。「住み開き」の提唱者。
今回のトークでは、具体的な「住み開き」の事例を紹介していただきながら、「日常編集家」の肩書きも持つアサダさんに、「街の遊び方」=編集の方法をお聞きします。
日時:2012/10/20 (土)14:00〜15:30
場所:アートスペース『と』
参加費:1,000円
※スペシャルトークショーのみ参加も可能です。ご希望の方は 、[申し込み] ページよりお進みください。

本を作る時、いろんな選択欄が出てきます。
テーマは?調査は?編集は?レイアウトは?素材は?製本は?できた本の渡し方は?などなど。
いろいろあるけど、でも、まずはやってみましょう。
街をひたすら歩いて、虫になったり、鳥になったり、赤ちゃんになったり、外国の人になったり。時には風になったり音になったり。
いろいろな視点で街を見つめてみましょう。
そして、面白いと思ったことは、どんどん話し合いましょう。
そうすれば自然と本の形は浮かび上がってきます。
本屋さんに並んでいるような立派な本でなくても良いのです。
あなたと街が作った世界に一つしかない本は、どんな形をしているのでしょう?
- 第1回 10/20(土) 14:00~16:00
- アサダワタルさんトークショー&街あるき
- 第2回 10/27(土) 14:00~16:00
- 町歩き、発見カード制作、ディスカッション
- 第3回 11/11(日) 14:00~16:00
- 町歩き、ページカード制作
- 第4回 11/25(日) 14:00~16:00
- 編集&製本
- 第5回 12/9 (日) 14:00~16:00
- 合同発表会
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阿部太一 / 1981年、東京生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、広告の仕事を経て現在はデザインオフィスokamototsuyoshi+でブックデザイン、美術展のデザイン、建築のサイン計画等に携わる。
個人では、主に横浜若葉町nitehiworksで写真、コンテポラリーダンス、アート、音楽イベント等の企画やデザイン、石川町アートスペース『と』のロゴデザイン、また、街の空きスペースを表現やコミュニティの場として開いていくプロジェクトを建築家と立ち上げる等、常にデザインが発生する前段階から考える事をテーマに活動を続けている。
- 大谷薫子 / フィルムアート社勤務を経て、2011年よりシェアオフィスさくらWORKS〈関内〉を拠点に活動する編集者、フリーランサー。フィルムアート社在籍中の主な書籍に『生きるための試行』『これからのアートマネージメント』『高嶺格 とおくてよくみえない』などを編集。事をテーマに活動を続けている。

このワークショップで制作する地図は「私だけの楽しいこと」がマッピングされた地図です。
道路の長さや情報が正確なことがよい地図の条件ではありません。
掲載されているスポットの個性と、それを選び取った人の感性が印されていることが大切なのです。
ちいさなひらがな商店街を歩いて、あなたなら何を見つけますか?
どんな風景、お店、人、出来事、をマッピングしたいですか?
地図づくりを通じて街と会話しながら、あなただけのこだわりも、メンバー同士でシェアしましょう。
いろいろな人の個性を感じながら、視点を研ぎ澄まして地図の編集に活かしてみると、その人だけが語ることのできる、街の魅力が現れるはず。
作り方は自由!
メンバーのいちばん得意なやり方で、オリジナルの地図を完成させましょう。
- 第1回 10/20(土) 14:00~16:00
- アサダワタルさんトークショー&街あるき
- 第2回 10/31(水) 19:00~21:00
- 発見カードをみながら自己紹介地図マイスターによる、
おもしろMAP読み解き解説 - 第3回 11/21(水) 19:00~21:00
- 地図編集案作成&フィールドワーク
- 第4回 11/25(日) 14:00~16:00
- 地図づくり
- 第5回 12/9 (日) 14:00~16:00
- 合同発表会
- 友川綾子 / 1979年生まれ。編集・ライター。アートギャラリー勤務や、3331 Arts Chiyoda PRスタッフなどを経て、2010年フリーランスに。編集、著述、コーディネート、プロジェクト企画・運営など、様々なスタイルで幅広く活動。現代アートのフィールドでアートをよりよく伝える手法を探求する。主な活動に、美術手帖、寿オルタナティブ・ネットワーク、おもいやりライト運動など。事をテーマに活動を続けている。

映像ワークショップでは、グループごとに1つの映像を作る事を目指します。
ビデオカメラを使い、ひらがな商店街の面白いもの、興味のあるものを撮影します。
撮影した映像をチーム内で鑑賞し、「自分がなぜそれを撮ったのか」、「どんなところを見て撮りたくなったのか」を、メンバーに説明してみます。
「なんとなく撮った」という場合も自分の言葉で説明してみましょう!
そして、映像編集に入ります。
編集とは、撮影してきたバラバラの映像と映像をつないで一つの映像にしていく作業です。
さて、この一連の作業からどんな映像が完成するでしょうか?
他の人が撮ったものを見て何を思うでしょうか?
映像同士がつながり一つの映像になった時、何が見えてくるでしょうか?
このワークショップは、参加したメンバーが自分の目と、頭と、言葉で、日常を見つめていくワークショップなのです。
- 第1回 10/13(土) 13:00~15:30
- グループ分け、機材等説明・話し合い・フィールドワーク1
- 第2回 10/20(土) 14:00~16:30
- フィールドワーク2
- 第3回 10/28(日) 13:00~15:30
- グループごとに映像鑑賞・
どんな映像にするのかを話し合い・編集1 - 第4回 11/10(土) 13:00~15:00
- 編集2・フィールドワーク(必要なグループがある場合)
- 第5回 11/24(土) 13:00~15:00
- 編集3・フィールドワーク(必要なグループがある場合)
- 第6回 12/9(日) 14:00~16:00
- 合同発表会
- 深田隆之 / 1988年生まれ。東京造形大学映画専攻を卒業後、テレビ番組や中学校イベントの撮影・編集などで活動を始める。同時に、映画制作や映像作品制作など、様々な方面で活動を続けている。今年1月に行われた、第7回DMJ国際ダンス映画祭(http://www.dance-media.com/videodance/)でコンテンポラリーダンスを構成した映像作品「M/W」を上映している。活動情報 http://fukatakamovie.jimdo.com/

参加費:各ワークショップ4,500円(スペシャルトークショー参加費含む)
お申し込み:参加希望の方は、to_workshop@jiza1.jpまで、件名に「Workshop」と明記の上、参加ワークショップ名・氏名・年齢・e-mail・参加理由を書いてご連絡下さい。
※各ワークショップは定員達し次第締切とさせて頂きます。参加が決定された方にはこちらからご連絡させて頂きます。
参加費:1,000円
お申し込み:参加希望の方は、to_workshop@jiza1.jpまで、件名に「Talk show」と明記の上、氏名・年齢・e-mail・参加理由を書いてご連絡下さい。
※トークショーは定員達し次第締切とさせて頂きます。
アートスペース『と』
横浜市中区石川町3-108-5
045-263-6489
JR根岸線「石川町」駅
南口より徒歩3分

